昨今のYouTubeでのジャズの教則はアルペジオとかスケールの練習ばかりでフレーズを活かしたソロっていうのが僕のオススメに上がってこなかったので作ってみました。
僕はフレーズからジャズに入ったのでスケールとかアルペジオとかから始まるってなると、なんかしっくり来ないんですよね。
この動画は2-5がどういう進行かわかっていることを前提にしています。
ⅡⅤフレーズを覚えよう
お気に入りのCDを耳コピするのでも良いですし、本に載ってるものでも良いですし、先輩や先生、友達から教えてもらったものでいいです。
お気に入りのフレーズを見つけましょう。
できればマイナーの25も!

転調してみよう
いろんなキーで弾けるようにしましょう。
動画では端折ってますが、いろんな弦でも弾けるといいかと思います。

実際の曲で使ってみよう!
では、実際に準備したフレーズを使ってみましょう。
課題曲は枯葉とJust the two of usです。

まずは枯葉をみてみましょう。
25ばっかりですよね!
Cセクションの3小節4小節目以外は用意したフレーズで乗り切れそうです。
つまり
別にアルペジオとかコードトーンとか知らなくても当てはまるフレーズを増やせばかっこいいソロを取ることが可能なのです。
パズルのようですよね。
お手軽なので、ポップスにジャズ要素を入れたいというライトユーザーにもオススメです。
が、
手っ取り早いのですが、いい話には悪いところももちろんあります。
パズル式アドリブの脆弱性
問題点をご紹介します。
・パズルゲームみたいで音楽をしている気がしない。あきる。
・自分が何を弾いているかわからないので応用ができない。
・知らないコード進行がもう見事に絶望的に全く弾けない。
・他の自分のフレーズを弾こうと思うと
元々知っているフレーズとの落差を感じて萎縮する
私も経験者ですから。
とてもよくわかります。
みんなが知っているフレーズは百戦錬磨の猛者フレーズですから、そんなものにはなかなか敵いません。
25フレーズを蓄えてソロを弾くことは手軽に弾けた感覚になるものの、自分が本当は何を弾いているのかわかっていなかったり、応用できないので付け焼き刃ならような感じになります。
そう、まさにドーピングの様。
つまり、音楽理論の知識や、アルペジオ、スケールの知識がないとフレーズを蓄えるだけ蓄えて解き放つ、
ⅡⅤ弾くマシーン
になるしかありません。
心のないただのマシン。
それはそれですごいかっこいいんですよ!
でも!
覚えられるフレーズには限界があり、滑らかにフレーズとフレーズを繋ぐことは、それはそれでとても難しい作業なのです。
永遠に人のフレーズを収集して解き放つのもアレですし。
なんとかならないものでしょうか。
僕はこれに悩んで一時は10円ハゲができました笑
マシンからの脱却。真のマッチョ、JAZZERへ
どの様にすればマシンから真のジャザーに至れるのでしょうか。
今回はフレーズをいじくり回すことで真のジャザーに迫ってみましょう。
まず一つフレーズをピックアップして解析してみましょう。
すると、今まで何気なく弾いていたものがとんでもない情報量を持ったアイディアの集合体だったことに気が付きます。

上記アナライズをご覧ください。
このフレーズはBmaj7上で
Dm7,F,Bbのアルペジオを弾いているて、ストロングビートには必ずテンションではなく、コードトーンが来ていることに気が付きます。
さて、構造がわかったのであとは、理論的、感覚的にいじってみましょう。

リズムを変えてトライアドを強調して勢いをつけたパターン。
リズムの変化は如何様でもできますが、ストロングビートウィークビートを意識してみてください。
ガッチリ、コードにグリップしたハーモニーを出すのであればストロングにコードトーンを持ってきましょう。
そうでなければなんでもいいです。
自分の感覚を信じましょう。
逆再生してみるのも面白いアイディアです。
言われなきゃこんなことしないよね。
内包されているトライアドをスケール内で別のものに置き換えたものが次の譜例です。
リディアンを意識しています。
この作業をアドリブで、現場でできる様になることが一つのジャズ力の付け方、真のJAZZERへの道なのではないでしょうか。
もう一つの例も挙げておきますね。

まとめ、Jazzのプロテイン
さて、いかがでしたか。
ⅡⅤフレーズは下手に扱うとドーピングの様に身体と心を蝕んでしまうのですが、用法容量を正しく守って使えばJAZZのプロテイン
にもなりうるのです。
正しく深く学んで自身の血肉としましょう。
目指せマッチョ!